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北海道夕張市のレースイスキー場で、冬限定の客室清掃のバイトをしました。
レースイスキー場の客室清掃として働く年齢層は、おばあちゃんといっていいような方々が多く、経験何十年というベテランさんばかり。
初めて客室清掃の仕事を教えてくださった方がいつも上座にいるし、見た目がすごく怖く、いじめられるのではないかと不安でした。
そして、仕事を教えてくださる時も厳しく、ついていけるか不安でした。
2人一組でベッドメイキングする人とトイレや洗面所、お風呂などを掃除する人と二手に分かれて仕事をするのですが、はじめは3人で仕事をしていました。
そしてはじめは毎日とにかくベッドメイキングを教えられるのですが、私が1つのベッドを作る間に他の3つのベッドを一人で作ってしまうのです。
とにかく早いし綺麗!私の作ったベッドは遅いのに皺が。
チェックアウトしてからチェックインまでの時間も4時間ほどしかありませんし、レイトアウトの方もいらっしゃいます。
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もちろんステイの方も。
とにかく客室清掃のバイトは時間との勝負です。
初めはいっぱいいっぱいで、早くやっているつもりでも私の3倍で動いているおばあちゃん。
仕事終わりにみんなでリネンを畳んだりセットしたりする作業もあるのですが、その時も一番楽しそうにみんなの輪の中で話しているのがその方でした。
元気いっぱいでしたが、私はその時点でくたくた。
とにかく罪悪感と劣等感でいっぱいでした。
家と職場までの往復は車で送迎してくれるのですが、家がその方と近所だったこともあり、隣の席に座ることが多く、少しずつ打ち解けていきました。
顔は怖いけど、根はすごく優しくていい人だということがわかりました。
しばらく続けると、客室清掃の仕事に慣れてきたのか、少しずつその方についていけるようになりました。
1つと少し作ったところでその方が2つのベッドを終わらせる。
1つと半分くらいいったところでその方が2つ終わる。
そんな風になってきて、少しずつ気持ちが楽になっていきました。
そして、その方がお休みの日、他の人と組むことがありましたが、他の人と組むと2つ終わらせられる、というか私のほうが早く終わる・・・なぜ?と思いましたが、他の人が言うにその方が早すぎるんだ、とのことでした。
すごい人と一緒に働くということは無理やりにでも一生懸命になってできるということ、そして、一生懸命続ければちゃんと成長できるということを学ぶことができました。
レースイスキー場の客室清掃の仕事は、私が学生時代にした、初めてのバイトだったのですが、とてもいい経験ができたと思います。
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